さりげなく石のベンチに座ったかも?有楽町駅前「南町奉行所跡」を学ぶ!
JR有楽町駅中央口前に、東京都指定旧跡「南町奉行所跡」があります。江戸時代、大岡越前守忠相はここで執務していたそうです!場所は、有楽町マルイの目の前です。
石のベンチになっており、あなたも座ったことがあったかも?よく、待ち合わせをしている人がスマホを見ながら座っています。
「南町奉行所跡」とは?
千代田区による説明書きのプレートがあります。江戸での行政・司法・警察などについて業務を行う「江戸町奉行」。南北に分かれており、幕末までこの有楽町の地に「南町奉行所」はありました。有名な大岡越前守忠相はここで執務していたそうです!平成17年には発掘調査が行われ、井戸・土蔵などの遺構が発見されました。再開発にあたっては、当時の状況を再現するように、石材をベンチとして活用しています。
それでは、実際に見てみましょう!
有楽町マルイ前の石のベンチ
石のベンチとなっていて、よくスマホを見ながら座っている人がいます。しかし、この石材は南町奉行所跡の遺構だったのです。あなたもさりげなく座ったことがあるかもしれませんが、奉行所だったことを知ると、”歴史的なベンチ”だと感じますよね!
地下広場の「穴蔵」
石のベンチの反対側、有楽町駅前から地下へ行くエスカレーターがあり、降りていくと、地下広場となっています。地下広場にも遺構があります。
地下広場にある茶色い木の板を見つけて下さい。
こちらにも千代田区教育委員会による説明書きがありました。この板は、再開発の際の発掘調査で発見された「穴蔵」を壁に立てかけて展示しているもの。この穴蔵からは、伊勢神宮の神官が大岡忠相に宛てた木札が出土しました。
両脇にある木製のベンチは江戸時代の水道管だということです!こちらも休んでいる会社員がいましたが、歴史的な場所だと思います。また、地下広場にも地上にあったように石材が配置されています。
石のベンチは知っていたけれど、地下広場は知らなかった!方も多いのでは?地下広場は有楽町マルイの地下ともつながっています。近代的なビルの中にぽっと現れる歴史の面影、丸の内の周辺は江戸城が近かったため、そういった場所が数多くあります。
有楽町マルイについては先日、マルイネット通販の「webクーポン」がお得!という記事を書きました。有楽町でショッピングのついでに江戸時代を感じてみて下さいね。
場所:有楽町駅中央口前および地下広場