丸の内を愛する会

丸の内をはじめとした、東京駅周辺エリアの楽しみ方を紹介するブログ!

開催されなかった2020オリンピックに向けて、経済が発展したこと。 思い込みと現実化について

今日は、丸の内と関係ない話でごめんなさーい

画像だけ、東京駅前の広場。

「オリンピックまであと○日!」っていうオブジェ。(これ、撤去された?)

 

2020年にオリンピックが行われるから・・・

と経済が上向きだったここ数年。

建設ラッシュが起きたり、

就活が楽だったり。

電車やバスで外国語の表記が増えたりした。

 

f:id:marunouchiwalker:20200516233640j:plain

 

そして、「今景気が良くなっているけれど、2020年の夏以降、

オリンピックが終わった後、日本経済は厳しいかもしれない。」

 

ってみんな言っていた。

しかし、2020年に東京でオリンピックは行われなかった。

夏以降、じゃなくて4月から既に日本経済は厳しくなり始めている。

 

 

つまり!

存在しない2020年のオリンピックに向けて、人々は経済を発展させていた。

ということになる。

人々は想像に従って、2019年まで現実は発展へと向かった。

オリンピックがある、とみんな思い込んでいたから。

 

よく、普通では考えられない偉業を達成した人がいて、

「そういう人は偉業を成し遂げる前から、

その未来を心にはっきり思い描いていた」と

引き寄せの法則自己啓発系の本などに書いてある。

ウォルトディズニーは、ディズニーランドが完成する前から、

その様子を心に描いていた、と言われる。

 

なんか似た話に感じてしまった。

良い方にも悪い方にも、人は空想の中を生きていて、

その空想の情景を現実に招いているのかもしれない。

 

2021年に延期になったけれど、

再延期や中止の可能性さえある、と論じる人もいる。

そう考えると、来年か再来年オリンピックが存在するかどうかは、

現時点では、全くわからない未来の予定になってしまった。

 

建設ラッシュが起きたのも、

オリンピックが無いのにあるものだと信じて、

2020年の夏までに多くの新しい建物が完成した、とも言える。

仮に、その建物自体は必要なものであっても、

例えば2020年の夏までにと期限を決めて、

それに向けて必要な人員の確保までも行ったのは

空想だった・・・。

もし2018年に2020年に行われません!と公式発表でもあったら、

工期は延長され、人員も少なく、安い金額で済んだ工事だったかもしれない。

 

今度は、オリンピックが延期でなく、この先で中止になったと仮定しよう。

「東京のオリンピックは存在しなかった」、ということになり

例えば2019年に就活がうまくいった!なんていう方は

存在しない人々の空想の元、

拡大した採用枠の恩恵を受けていた、ということになる。 

「来年オリンピックが行われるから、求人倍率は高い。

今年の就活はきっと楽だ!」

なんて本人は事前に考えていたのかもしれない。 

採用側も、「来年に向けて需要が増えるから、人手を増やさねば」

と考えていた結果である。

しかし、その判断の根拠となる2020年のオリンピックは架空だった訳だ。

 

 

あなたは何を未来に望むだろうか。

「自分の思い込みは、

事実に基づかなくても、根拠が無くても、現実になっていく」

と、言えるのではないか。

 

良い方への思い込みは、良い結果を生むだろう。

結果として、良いことが起こったら、それでいいじゃない。

2019年は景気拡大して、幸せな思いをした人が増えて、

それで良かったじゃない。 

 

一方、悪い方への思い込みは、悪い結果を生むだろうが、

上記の話を考えると、人の空想は事実に基づかない場合がある。

もしかしたら「実は存在していない悪いこと」を

自分が信じているだけだった、可能性はないか。

そうしたら、とても人生損だと思う。

暗い気分になったり、悪い現実が現れてきたり・・・。

それならば、良い未来を思い込んだ方が、

人は今より幸せになれるのだと思った。

 

「コロナのせいで、今後、自分の未来はめちゃくちゃに破滅する」

と、もし今考えている人がいれば、

それは後になってみると杞憂だった、

なんてわかる日が来るかもしれない。

悪い世界を空想しているのは、事実に基づかない場合があり、

もしかしたら、

「コロナのせいで、とんでもない素晴らしい未来が待っている」

可能性はある。

 

・・・というようなことが浮かんできた。